レースの結果は!?

 

当日

レース当日の10月10日は好天に恵まれました。

レースは雨でもやりますし、坂内のコースは雨でもさほどコンディションが変わらないのですが

何せ私のトランポは軽トラ。

雨が降ると最悪の車です。それだけでも晴れて良かった。

会場には何やらすごいトランポが来ています。

どうもモトクロスライダー&トランポ屋の小栗さんのようです。

それに今回はスペシャルゲストとして井田伊佐夫さんも走るようです。

う〜ん、本職の走りはどんなものなんでしょうね。

 

レース前

レースに参加する前に、受付と車検があります。

朝6時からなので、うちを5時頃には出ないといけません。朝がツライ。

早朝で吐く息も白いほどのなか、バイクを下して車検です。

整備は万全(のはず)なので、すんなりと車検はパス。

あとは1時間のエンデューロが終わるまで、ガムテープでの目張り等の最後の仕上げのみ。

ほどなく済ませて、1時間ビギナークラスの観戦です。

 

出場前のCRM 整備は万全・・・だと思う

レース時の画像はないよ。

うちのチームはライダーのみで

ヘルパーさんもカメラマンもいない寂しい弱小チームなのだ(涙)

 

1時間が終わると、4時間に出場するライダーの練習走行が始まります。

一応仕上げたはずのCRMで、コース状態、マシン状態を確認しながら流します。

フロントが少し堅い感じがするので、ちょっと柔らかめに調整。

練習走行は15分程度なので、そうこうするうちに終了。

スタートの準備にかかります。

4時間エンデューロのスタートは”ルマン式”スタートです。

スタートライダーはバイクから少し離れた所から走り寄り、エンジンをかけてスタートします。

今回私のゼッケンはノーマルクラスの1番目。

スタート時はゼッケン順に並ぶので、スタートは少し有利です。

 

スタート

いよいよスタートです。

相方が支えるマシンに駆け寄り、キック!

CRMはキック一発始動、即全開スタートです。

スタートの好位置もあって、前方に並んでいたオープンクラスの中ほどまで食い込みました。

しかしスタート直後のあせりは禁物。

みんな必死に前に行こうとするので、ラインは塞がるし、転倒するライダーもいます。

しかも走り初めで体が充分乗り慣れてい無い状態です。

ライディングテクは無い物の(^^;)、この辺りのさばき方は経験上そこそこ分かっています。

通常の塞がったラインを避けてアウトにはらんだりしながら、前を行くライダーをかわしていきます。

今度は坂内の厳しいマウンテンコースに突入。つづら折れの急な上りか続きます。

前走者にピッタリついていると、前走者が転倒した時にラインが塞がれてしまいます。

急カーブ急勾配の状況から再スタートするのは容易ではありません。

いつでもライン変更が出来るように余裕を持たせます。

ところが、その”余裕”に後続が突っ込んでくる。

オマケに同じクラスのゼッケンナンバーだ。うひぃ!

立て続けに同じクラスのライダーに2、3台かわされてしまいました(泣)。

さらに後方から爆音が迫ってきます。

インをセコセコ走る私をアウトからあっという間に抜いて行ったのは井田伊佐夫。

う〜ん、さすがに速いなぁ。

1、2周まわると、かなりバイクもバラけて走りやすくなります。

ここからが自分のペースで走れるいい状態なのですが、どうもギクシャクしてうまく走れない。

練習不足ではこんなものかと、かなりトホホな気分で走ります。

速いライダーにはズバズバ抜かれますが、

「どうせクラスが違うから」と自分に言い聞かせながら走ります。<かなりトホホ・・・

トホホながらも転倒しない程度に頑張って走りますが、乗り慣れていない体はすぐに限界に達します。

結局5、6周まわって相方さんに交代。

コース上で気になる所や、マシンの状況を手短に伝えて再スタート。

ホッと一息ついて休憩しますが、弱小チームは相方さんの交代の合図を見落とさないように

絶えず走行車から目が放せません。

数周まわって相方のおじさんがピットインしてきます。

すぐに交代して再スタート。

2回目の走行ですが、相変わらずギクシャクしたライディングです。

どうも乗れていない。アクセルは直線でしか開けられなし、当然コーナーはカメ状態。

スタート直後に比べれば多少はマシになったものの、トホホなライディングが続きます。

それでもマシンの調子がいいのがせめてもの救いです。

バイクに助けられっぱなしの感じで再度交代。

交代して休憩しながらコースを行くおじさんを見ていますが、おじさんも調子は今一つのよう。

いつもの安定したライディングではないような感じがします。

う〜ん、バイクは調子いいのになぁ。

再度おじさんと交代します。

走り出しはまずまずの感じ。

だいぶライディングも落ちついてきたようです。

疲労感はさほどないものの、中盤ともなるとコースが荒れ始めます。

大体みんな同じようなラインで同じようなライディングをするので、

コーナーの手前はブレーキングで荒れ、コーナー出口などは加速で荒れます。

体力も消耗する中盤以降は注意して走らなければいけなくなってきます。

周回数を重ねて、おじさんと交代します。

おじさんも相変わらず調子は今一つの様子。

数周周ってピットインしてきました。

今度のピットインは給油します。

CRMで4時間走るには、途中どうしても一度は給油しなければいけません。

用意しておいた携帯ガソリンタンクから給油。

CRMのタンクキャップはカギのない物に交換してあるため、ひねるだけですぐに開きます。

給油を済ませるとすぐにスタート。

時計を見ると残り時間は1時間40分あまり。

おじさんはかなりバテ気味のようなので、せいぜいもって40分。

調子よく走れるのは30分くらいでしょうか。

そうすると今回私は1時間くらいは走らなければいけない計算になります。

それ以下の場合はピット回数が増えて、かなり不利になってしまいます。

コースはかなりの荒れ方で、ライン取りはますますシビアになります。

一発の速さよりコンスタントにペースを維持出来るように楽な走り方をしていきます。

荒れたラインはパスして、多少大回りしてでも出来るだけギャップの少ない所を走ります。

終盤に来て珍しくいい調子になってきました。

2度ほどギャップで大きく振られ、危うく崖に転落していくところでしたが、

なんとか落ちずにすみました。

ここは気をつけて走らなければ、また振られそうです。

危険な個所はペースを落として、周回数を重ねます。

4周まで数えて、あとは分からなくなってしまいました。

とりあえず周れるだけ周って、おじさんに交代しよう。

今回は今までにないいい走りが出来ます。

こんなに乗れている状態でピットインするのはもったいない、出来るだけ周っておこう。

かなりの周回数をこなしたところで、おじさんに交代の合図を出します。

まだ行けそうな感じだったのですが、最後におじさんに走ってもらおうと思ったわけです。

ところが交代しようと思い戻ってきたら、あれれ?チェッカーが振られている。

結局残り時間は私が走りきってしまいました。

 

結果

今回のレースは、前半は乗れていなかったものの、

トラブルや転倒で大きなロスをすることもなく走りきれたのと、

後半にいい走りが出来たこともありそこそこの順位には入っていそうです。

まぁ、悪くても6位くらいには入りたいな、なんて虫のいい事を考えたりします。

道具やバイクを片付けて結果発表を待ちます。

さて、いよいよ結果発表。

順位は2位でした\(´ー`)/

よかった、お立ち台です。

でも、我がチームの応援団がいなくてちょっと淋しい・・・(-_-;)

ちなみにスペシャルゲストの井田伊佐夫選手はマシントラブルか何かで完走していないようです。

それとも余りのレベルの低さにレースを投げ出したのでしょうか?

いずれにしても賞典外なので成績は出ませんが。

 

振り返って

今回の勝因はいい条件がそろったこと。

マシンの仕上がりがよかった(と言うより、やっと正常に戻った^^;)

ゼッケンナンバーがよかった為、スタートポジションがよかった

スタートも緊張せずにうまくいった

大きなトラブルがなかった

後半いい走りが出来た

前日よく寝れた=体調がよかった

などなど

様々な条件がいい方向に働いてくれたおかげで、いい成績をおさめる事が出来ました。

運も実力のうちと言いますが、これだけいい条件で走れる事はもう2度とないかも。

とりあえずは自力で勝ち取った表彰台です。

マイカーを軽トラにしたり、朝早くから蚊と戦いながら整備したり、少ない時間で試運転したり、

いろいろな苦労がありましたが、これで全て報われた気がします。

 

エンデューロを始めて8年余り、相方のおじさんにはいろいろ教えてもらったり世話になったり。

そんなおじさんとお立ち台に上がれてよかった。

おじさん、ありがとう。

そしてお世話になった方々、応援してくれた方々、本当にありがとう。

 

戻る

inserted by FC2 system