クラッチリリースシャフトのシール交換

やっと整備が終わったらフォークシールがイッてしまった。

フォークシールを直したら、クラッチカバーからオイル漏れしてる。

うははは・・・笑うしかない・・・

 

クラッチリリースシャフト(クラッチワイヤーで引っ張る棒)の部分がやけに汚れています。

最初はクラッチワイヤーに注油したためかと思っていたんですが、どうもオイル漏れのようです。

またもやシール交換か。

流石に10年以上経つとあちこち傷みだします。

ゴム系部品のシールはどうしても傷みやすい部分なので仕方ないでしょう。

しかしこのクラッチ部分のシールは交換した経験がありません。

ハテ?どうやって交換する物か・・・

しばしバイクの前で悩んでいると、クラッチカバーの横に何やら怪しいボルトがあります。

どうやら位置的にシャフトの抜け止めのボルトのようです。

パーツリストとサービスマニュアルを眺めながら考えると、やはりそのボルトを取って上に抜く仕組みのよう。

それならケースをバラさなくても出来るし簡単に済みそう。

早速部品を手配して作業に掛かります。

矢印部分からオイル漏れしだした。

横向きに付いている10mm(M6)のボルトを取ると上に引き抜けるらしい

 

まずワイヤーとシャフトを仲介するアームを外し、ワイヤーを外してから再びシャフトに固定します。

そこで側面の抜け止めボルトを外し、ケースとアームの隙間にマイナスドライバー等適当な物を入れてコジ上げます。

すると簡単に抜けました。

シールを交換して戻します。

新品のシールだから当然入れにくい。

シールの内側と外側に薄くグリスを塗布し、少しでも入りやすくしておきます。

シャフトを挿入し、シールを12mmのディープソケットや10mmのメガネレンチでコンコン叩いて入れます。

丁度いいサイズのパイプがあればもっと簡単だったんですが・・・

マイナスドライバーで叩き込むとシールを傷めそうだったので使いませんでした。

側面の抜け止めボルトに使っているワッシャーはどうもアルミワッシャーのようで、パッキンの役割をしているみたいです。

ボルトもシャフトに当たって磨耗した形跡があったので、ワッシャーとボルトも新品に交換しました。

シール、ボルト、ワッシャーで320円くらいです。

安上がりで済んで良かった。

問題のシャフト。

矢印の部分にシールがある。

シャフトに付着したオイルが乳化してました。

通勤で早朝、夕方に乗る機会が多いので、余計マズイのかも・・・

 

今回はクラッチカバーを外さずに済んだので、整備も30分ほどで簡単に終わりました。

 

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