DRの整備いろいろ 2

整備を始めたら気になる所だらけ。

ついでにここも、ついでにあそこも・・・きりが無い。

いつまで続く?この整備・・・

 

リヤ周り

すでに5万km近く走行しているリヤサスペンションのショックユニット。

かなりヘタってそうなので、この機会にオーバーホールしようと思い

ショップに問い合わせてみましたが、

このショックユニットはオーバーホール出来ないそうです。

オーリンズでも付けたいところですが、そんな金あるはずもなく

仕方なくこのままで我慢我慢・・・

最近ではあまり見かけないリザーバータンクを持たないリヤサス。

CRMなどのリヤサスはOHが可能。

白いスプリングだけどWhitePower製じゃないよ。

 

リヤサスのリンク部分をグリスアップします。

リンクのベアリングも段付き磨耗している所があります。

今回は見なかった事にしよう・・・前の時もそうだったような気が・・・

ステアリングステムとは違い、グリスアップだけなら面倒ですがコツが要る作業ではありません。

グリスアップを怠ってベアリングを傷めると、交換作業は面倒です。

ステアリングといい、前オーナーか前々オーナーの整備不良ですなぁ・・・

リンク部分のグリス切れも乗っている時は分かり辛いです。

ある程度走ったら定期的に分解清掃するしかありません。

雨降りも乗る人や、川渡りや水溜りもお構いなしに走る人は特に注意。

リヤからキコキコ音がするようでは手遅れです。

少々古い年式の場合はグリスニップルが付いている場合があります。

これが付いているとグリスガンでグリスを内部に注入出来るので簡単です。

DRは古いけど付いていません(-_-;)

それからスイングアーム側のリンク取り付け部分に削れた跡を発見。

調べてみると、サイレンサーを交換する時に付けたエキパイアダプターが

サスが沈み込んだ時に当たるようです。

かなり削れているので今後対策が必要です。

エキパイの取り回しも結構シビアですね。

リヤサスにリンクの組み合わせはオフロードバイクでは一般的。

可動部の軸部分には必ずベアリングがあり、

当然潤滑が必要です。

DRは鉄製でかなり重い。

 

吸気系

キャブレターを掃除して、エアーフィルターを交換します。

DR750/800のフィルターは乾式で、洗浄して再使用する事は出来ません。

そこで部品を注文したのですが、届いてビックリ、なんじゃコレ?

エアークリーナーボックスが1式来ている。

そんなバカな?と私がFAXで送った注文書を確認すると、

しっかりエアークリーナーASSYと書いてある\(´ー`)/

フィルターだけなら3000円位の物を、おバカな私は16000円もかけてしまいました(泣)

以前もスポークを発注ミスしたのに、全然懲りてないね(-_-;)

そうは言ってもしょうがないので、気を取り直してキャブの掃除。

普段から走っているし、前回の掃除からそれ程経っていないので大丈夫とは思いますが、

せっかくなので掃除しておきます。

バラしてクリーナーで掃除してエアーブローします。

不調になる程ではありませんが、結構汚れています。

フロートの底にもゴミが溜まっている。

外から入ったゴミだろうか?タンク内の錆だろうか?ちょっと心配。

とりあえず綺麗にして戻します。

ピカピカの新品エアークリーナーボックスASSY

とんでもない物を買ってしまった・・・

3本のビスを取ると、3角形の乾式フィルターが出てくる。

 

フロントフォーク

フォークオイルも交換します。

それほど距離も走っていないし、あまり汚れていないかな?と思ったら真っ黒!

結構汚れるものですね。交換しておいて良かった。

しかし左右でオイルの色(劣化状態?)が違うのは何故?

そろそろオイルシールの交換も考えないといけないかも。

フロントフォークは年式が古いこともあって、カートリッジ式ではありません。

だから使用するオイルも粘度が高めの「#10」です。

カートリッジサス用のフォークオイルに比べるとかなり安く(2000円くらい→1380円)、

使用量は片側475ccと、1リットル缶1個で足りるのでとても経済的。

CRMはカートリッジサスなのに#10で経済的ですが、

極太フォークのお陰で片側700ccほど使う為、1L缶1本では足りません。

フォークオイル交換用のスペシャルツール(笑)

フォークオイルの油面高を調整する物ですが、

頻繁に使う物じゃないのに市販品だと数千円するので作っちゃいました。

シャンプーのポンプ部分はブレーキフルードのエア抜きにも使える優れもの。

捨てずに取っておこう(笑)。

 

ハンドル周り

転倒した時にグリップが破れたので交換します。

以前からスロットル(筒の部分)も割れていたので同時に交換します。

グリップはヤマハ純正のハーフワッフルの物が使いやすくていいのですが、

スロットルの形状が少し異なる為ホンダCRMの物を買いました。

ホンダ純正は全面にリブが入っているのでマメが出来やすいのですが、

スロットルの形状が似ているのでコレにしときます。

ちなみにCRMのグリップは半面だけリブを切り落として使っています。

スロットルワイヤー、クラッチワイヤー、デコンプワイヤーに注油します。

右がホンダ(CRM用)、左がヤマハ(TT−R用)。

ヤマハのグリップは手のひら部分にリブが無いのでマメが出来にくい。

純正品じゃなくても社外品が数多く販売されています。

 

その他

その他細かい事では、イグニッションスイッチの電線がハンダ付部分で切れていました。

以前からエンジンが止まらないという症状はコレが原因のようです。

偶然エンジンが切れないという症状になりましたが、

ヘタするとエンジンが掛からなくなります。

メーター裏で配線がごちゃごちゃし、ハンドルを切る度に無理するようなので、

今後改善する予定です。

試運転。

後日メーター周りを改良する予定なのでカウルは付けていません。

とりあえずまともに動いて良かった。

エンデューロで走ったのでタンクが擦り傷でツヤ消しになってしまった。

 

まとめ

ステアリングは動きがスムーズになりました。

エンジンの回転も心なしかスムーズになった気がします。

1ヶ月ほど乗らない期間があったので、はっきりと体感出来ませんでした。

しかしこれで気になる所はほとんど整備したので、とりあえずは安心です。

整備をする際に気をつけたいのは、慌てたりあせったりしない事。

慌ててやる整備は、間違えたり、忘れたり、いい加減になったりしがちです。

あせって整備して細かい所をいい加減にやると、結局後から再整備するハメになったり、

組み間違えてもう一度バラすハメになったりします。

「時間が無ければまた後日」と割り切る事も時には大切です。

そういう事もあって、整備するにはガレージがあるととても助かります。

バラバラの状態で長時間置いておけますからね。

あぁなんて幸せなんでしょう。神様奥様ありがとう。

おまけ画像。

試運転に行った揖斐郡池田町のワインディング。

池田山の中腹を走る道路は眺めが良くて気持ちがいいです。

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