貧乏人はユーザーに行け!

step1 整備

まずは車検整備をやってみよう。

日頃の点検整備の延長みたいなもの。

 

ユーザー車検は確かに安上がりですが、何故安く済むかと言えば

バイク屋さんの手間を自分でやっているからに他なりません。

車検整備といっても日頃からメンテナンスしていれば、それほど大げさな整備は必要ないはず。

逆に、車検じゃなくてもある程度の整備は日頃からしておく必要があります。

車検を機会にタイヤの空気圧調整、ドライブチェーンの遊び調整等は当然のこと、

油脂類の交換や冷却水の交換くらいはやった方がいいでしょう。

ユーザー車検が簡単=何も整備しなくて良い という事ではありません。

次の車検まで何もしないというのでれば、信頼出来るバイク屋さんにお任せした方が安心です。

 

整備項目は漫然とやるより「点検記録簿」を参考にすると分かりやすいです。

これはどこの部分の何を点検すればいいのか書いてある物。

新車を買うと付いてくるらしいのですが(新車を買ったことがないので定かではない)、

無ければ陸運事務所の窓口で購入出来ます。

車検を受ける時に提出する必要がありますので、無ければ購入して整備した項目を記録しておきます。

内容は至って普通。

プラグの点検に始まり、エンジンやサスペンション、ステアリング、チェーン、マフラー、バッテリー等の

点検を行う項目があります。

ユーザー車検の手引き本等でもよく書いてある事なんですが、この記録簿は汎用性を持たせてあるので

自分のバイクには無い機構についての点検項目まで書いてあります。

例えばドライブチェーンの点検項目とドライブシャフトの点検項目が書いてあったり、

前後ディスクブレーキのバイクでは必要無いドラムブレーキの点検項目などがあったりしますので、

自分のバイクの構造に合わせて書き込む必要があります。

「調整」「交換」など、作業内容毎にチェックする記号が決められているので、

用紙に書かれた記入例参考に書き込みます。

 

整備についての詳細はここでは省きますが、気をつけたいのがウインカーなどのランプ類。

転倒などでレンズが割れている場合は通りません。

レンズに亀裂や大きな傷が入っている場合も交換しておいた方が無難。

ナンバー付近に後ろ向きについている赤いリフレクター(反射板)も無ければいけません。

細かい点で、経験ではホーンやブレーキのスイッチの接触不良等がありました。

(僕は)普段あまり使わないホーンや、走行中に気付き難いブレーキランプの点検も怠らないように。

ユーザー車検の一番の難関とされるヘッドライトの光軸合わせですが、

そうそう平日に休めない僕は確実に通す為にテスター屋さんを利用します。

有料で光軸調整をしてくれる所なんですが、陸運事務所の近くにあるケースが多いです。

 

点検記録簿の項目を全て行えば万全か?と言えばそうでもありません。

これには大まかな項目しか書いてありませんので、細かいところは「各部の注油」などのように

一括されてあります。

記録簿に無い個所でも気になるところは整備しておきます。

 

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