こときちのつぶやき

2005年 3月

ガタゴト揺られて 2005年3月31日(木)

岐阜の市内には路面電車が走っている。いや、正確には「走っていた」。赤字経営が続き、路面電車は今日で最終日となった。

奥さんが、子供を連れて路面電車に乗りに行った。何を今更と思いながらも、もう明日以降は乗ることが出来ないと思うと、最後くらいは乗っておこうかと思うのも人情。僕は、もう随分と昔に乗ったきりで、とうとう乗り損なってしまった。

急激な車社会の発達に取り残されてしまった岐阜の路面電車。車社会の発達は、路面電車のみならず、岐阜の市街地をも衰退させてしまった。もしかしたら、路面電車を活用する事で市街地の活性化も促せたかもしれないのだけれど、そういう計画もことごとく流れてしまった。

路面電車はのんびりとしたスピードでガタゴト走る。子供にはさぞ楽しいだろうと思ったら、子供曰く「(遅くて)ちょっとイライラした。」とか。あのスピードが楽しめるのは、大人だからこそなのかも。ゆとりを持てる大人の。それは、もしかしたら快適なラグジュアリーカーよりも贅沢なひと時かもしれない。

路面電車の窓から子供が覗くと、信号待ちのドライバーが手を振る。路面電車で、人がみんな優しくなった。そして、明日からは殺伐とした街並みになる。

 

絵本とゆとりとDVD 2005年3月16日(水)

朝、TVを見ていたら、絵本の話をしていた。有名な絵本作家の作品が、今度DVDになるとか。綺麗な絵と、素敵なストーリー。芸能人や皇室でも読まれているという事で話題性も有り、それはきっと売れるだろうね。

小学生から英語を必修科目にするかどうか検討されているとか。7割程度が、小学生も英語必修にすべきと考えているらしい。今の世の中、確かに英語は必須かもしれない。だけど、考えてみて欲しい。日本人が英語を解釈しようとした時、当然英語を日本語に訳す事になる。なのに、日本語がロクに出来ない人間が、どうして英語を解釈出来るというのか。英語を理解するだけではなく、それを日本語で解釈しなければならない。その時に、きちんとした日本語が出来なければ、当然英語の解釈も貧素でおかしなものになるはずだ。

今頃になって、僕は日本語はとても素晴らしい言葉だと思った。尊敬語、謙譲語、丁寧語、話し言葉、同じ意味合いでも様々な表現方法が有り、また、同じ意味合いでも違った言葉が沢山有る。表現方法が多彩なのだ。「NOと言えない日本人」と言われるけれど、欧米に習って無理やりNOと言わなくても良いんじゃないのか。柔軟で繊細な日本の表現で。日本語はもっと素晴らしく、もっと面白いはずだ。子供はそれを知っている。だけど、大人がそれを邪魔してしまっている。

学校教育も、ゆとり教育を見直す方向に進んでいるみたいだ。本当に大切なものは何なんだろうね。少なくとも、子供に絵本を読み聞かせてあげられるくらいのゆとりは必要なんじゃないかな。「色々やりたい事が有るのに、読み聞かせるのは面倒。ビデオを見せておけば大人しいから。」という理由で、DVDを買わないで欲しい。

 

虫の知らせ 2005年3月12日(土)

以前から僕のHPを覗いている方はご存知だと思うけれど、もう随分と長い間、僕はバイクの修理ばかりしている。SRXのエンジンを2回、それからDRのエンジンを3回。修理も佳境に入った所でハチに刺され、子供を寝かしつけてイソイソとガレージに篭れば会社から電話が掛かり、それでも何のその。深夜まで掛かって苦労の末に組上げたバイクは、天気予報の『雪』のお陰でお預けになった。

ここまで不都合が重なると、ひょっとして神様が「乗るな」と言ってるとか。やめときな。お前、今乗ったら死んじゃうよ、とか。ハチだけに、虫の知らせ、とか。生命保険、見直そう。とか。不都合は神様のせいにしてしまおう。とか。

 

アナフィラキシーショックよりもショックな事 2005年3月11日(金)

ハチに刺された。風呂上りに着たシャツの中に潜んでたみたいで、右脇の下をチクリと一撃。そういえば以前も作業着のズボンの中に潜んでいて、チクリとやられた覚えがある。ハチに2度刺されると、アナフィラキシーショックとかいう過度のアレルギー反応を起こして危険な目に会うケースが有るとか無いとか。

「ハチに刺されたよ。ヤバイよ。死んじゃうよ。」と、奥さんに言うと、「ハチでは死んで欲しくない。」と言われた。そうだよね。やっぱそうだよね。愛する旦那様だもんね。幼子を残して逝けないしね。と、思ったら、「『ハチに刺されて死んだ』なんて、恥ずかしいでしょ。どうせなら、もっと大事で死んだ方が良いよね。」

・・・って、そういう問題?

 

便秘薬の屈辱 2005年3月4日(金)

自宅の庭に、よくネコが入り込むのです。自宅の庭先や車に、ウ○コやシ○コをするのです。僕の35年ローンの夢のマイホームに無断で入り込んだ上に、ウ○コまでしていくとは、不届千万なニャンコです。とっ捕まえて懲らしめてやりたいのです。そんな事を言うと「それは動物虐待です。ネコが可愛そうです。ラヴ&ピースでグリーンピースです。」と、言う人が絶対に居ると思うのですが、ウン千万の借金をして買った夢のマイホームにウン○をされ、ローンで買った新車にはシ○コされ、それでもなおラヴ&ピースで居られる人は幸せだと思うのです。僕はそこまでおめでたくないので、とっ捕まえて、謝れ。2度としません。ご免にゃさいと謝れ。謝らないとニャフン!と言わせてやるぞ!と言いたいのですが、なかなかとっ捕まらないのです。ニャロメ!

そこで、何か懲らしめる良い方法が無いか検索してみたのです。そうしたら、ここで紹介されていました。悪臭でネコを寄せ付けないというのも1つの手ですが、それだけでは効果薄というか、今までの責任を取ってもらって1度ニャフン!と言わせてやりたいのですから、この方法に決定。

早速会社帰りに薬屋をハシゴして、買ってきました。フジサワ製薬のソフィット。なぜか薬屋の奥の方の棚に陳列してある、ピンク色の小さな箱。何だか凄くイケナイ物を手にしている様な錯覚を覚えます。レジに差し出すと、若いアルバイト店員が、「1700円になります。」と言いながら紙袋に包むのです。げっ!1700円もするのかよ!というショックもさることながら、若い女性に紙袋に包まれる、その得も言われぬ背徳感。コンドームを買うよりも、何かイケナイ物を買っているような、そんな雰囲気が。かと言って

「僕が使う訳じゃありません!」と、言い訳しても、

「じゃあ、どなたが?」

「近所のニャンコに飲ませるのです。」

「ニャンコは便秘なのですか?」

「いえ、ニャンコを懲らしめるために使うのです。」

「それはいけません。容量、用法を守り、正しくお使い下さい。と書いてあります。」

「でも、ニャンコには使わないで下さい。とは書いてありませんよ。」

「それもそうですね。でもラヴ&ピースなので販売出来ません。」

と、なってしまって、ニャンコを懲らしめる事が出来なくなってしまうので、仕方なく僕は便秘なのです。本当は毎日スッキリだけど。と、唇を噛み締めながら屈辱に甘んじる事となるのです。ニャンコを懲らしめるはずが、僕が懲らしめられた気分です。クソッ!

 

非常食 2005年3月3日(木)

「東ハト」と言えば、「キャラメルコーン」が有名なのだけれど、それについては以前ココでも書いた覚えがあるのだけれど、それ以外にも良い製品は有って、やっぱり僕としては「オールレーズン」だと思うのです。パッケージも黒くて、とても地味な印象ではあるものの、いまだに売っている所を見ると、きっと熱狂的なコアなファンが居るに違いない。オールレーズンって非常に地味なのだけれど、レーズンとパイ生地のみという極めてシンプルな構成でありながら絶妙なバランスでもあり、レーズンスキスキ大スキな僕としても好きなお菓子な訳だけれど、視点を変えるとこれがまたなかなか素晴らしいお菓子であったりもするのです。

例えば、山登りの時に非常食を持っていく。非常食にはチョコレート等が良いですよ、と、よく言われるのだけれど、チョコレートには欠点が有って、暑いと溶ける。言わずもがな。バイクで、過酷な地形を何日も掛けて走破するラリーレイドにおいても非常食の携帯が義務付けられているのだけれど、砂漠の中を走る様なレースでチョコレートはマズい。いや、チョコは美味しい。でも、ポッケの中でチョコが溶けちゃって、いざ食べようと思ったら、うわっチョコがドロドロになってる!砂漠じゃ洗濯できないのに!って言うか非常食なのに!って、なってしまいかねないのだけれど、僕は考えたのです。暑くても問題無く持ち運びが出来て、カロリーと栄養価が高くて、美味しくて、安価な物。東ハトのオールレーズン。モンゴルの人々に宣伝してくるから、ラリーのスポンサードしてくれないかしら。東ハト。

ラリーなどという特殊な環境でなくても、例えば人里離れた山奥の林道にバイクで出掛けるとか、もっと身近で言えば地震や台風などの災害に備える為の非常食であるとか、そういう用途にも使える素晴らしき東ハト・オールレーズンなのだけれど、問題が1つだけあって、美味しいからついつい食べてしまう。非常食なのに!

 

応援 2005年3月2日(水)

東ハト「ビーノ」のパッケージに描かれたイラストに、妙に親近感が。モンゴル(岩塩)だし。

ライバルが可愛らしいマメの形をしたスナック菓子なのに対し、ビーノは無骨で不細工なスナック菓子で、きっとみんなライバルの方を買うんだろうなぁ。メジャーなカ○ビーだし。と、何だか密かに応援したくなったりも。

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