HONDA CRM250

公道は走ったことが無いけど、

ダートでの性能は・・・

 

machine spec

車名:ホンダMD24  長×幅×高:2195×945×1225mm

最低地上高:320mm  軸距離:1460mm  重量:127kg

キャスター:27度35分  トレール:113mm

フレーム:セミダブルクレードル

始動方法:キックのみ

エンジン:水冷2サイクル単気筒ピストンリードバルブ246cc

ボア×ストローク:66.0×72.0mm  圧縮比:6.7

最高出力:40ps/8000rpm  最大トルク:4.0kg-m/6500rpm

キャブレター:PE32×1

タンク容量:11リットル(リザーブ2.5)

タイヤサイズ:(F)3.00-21  (R)4.60-18

 

modify

無限イグナイターユニット

無限一人乗り用リヤショックスプリング

オイルポンプレス混合ガソリン仕様

スロットルケーブル1本化

エアー抜きバルブ付フロントフォークキャップ(CR用)

TWIN・AIR製エアーフィルター

シートカバー

ハーネス改造

(上記項目は前オーナー改造済み)

ステンレスクラッチケーブル

シフトペダル高さ調整

レンサル・アルミハンドルバー

 

全般

ホンダのオフロード市販車のトップモデルだけあって、かなりの高性能です。

94年にフルモデルチェンジして、前モデルの問題点をほとんど解決しています。

年々マイナーチェンジを繰り返しながらCRM250ARまで発展しましたが、

基本性能はあまり変わっていないようなので94年式でも充分です。

軽量な車体に40psのパワーは、とてもシャープな加速をします。

ピークパワーが注目されがちですが、低速も充分使える柔軟性があります。

CRMに限りませんが、市販車はラフなスロットル操作をしても大丈夫なように

スロットル操作に対して多少遅れ気味にパワーが出ます。

扱いやすい反面、瞬間的にパワーを出したい時にタイミングが取りづらい事がありますが、

無限のイグナイターに交換することでスロットルレスポンスが格段に良くなります。

逆に疲れていたり、のんびり走りたい時には俊敏過ぎて扱いづらいです。

とてもスリムな車体でシートは細くて高い。

この手のバイクではお約束ですが、お尻が痛くて長時間乗っていられません。

エンデューロレースなどを想定しているだけあって、整備性はバツグンに良いです。

パーツの供給も安心ですし、価格も安い。

さらに通常カートリッジ式のフロントフォークには粘度の低い専用フォークオイルを使用するのですが、

CRMの場合は通常のオイルを使用します。

価格が全然違うので、レース用マシンとして頻繁に交換する場合は助かります。

細かい事ですが、リヤサスのリンクユニットがアルミじゃない(鉄製)のが残念。

細かな事を言い出すときりが無いですが、コストパフォーマンスは決して悪くないでしょう。

人気車種で良く出回っているだけあって色々な社外パーツが販売されているので、

気に入らない部分はモディファイする事が出来ます。

ともあれ成熟された性能と信頼性に加え、整備性の良さ、パーツの供給や価格など、

サンデーレーサーやとことんオフを楽しみたい人にはお勧めの1台です。

 

街乗り

街乗りもかなり使い勝手は良いでしょう。多分。

購入した時からナンバーを取っていない(登録していない)ので

公道を走ったことが無くて分かりません。

(なら書くなって(-_-;)

 

高速走行

高速走行は苦手でしょう。多分。

以下同文(オイ)

 

ワインディング

コーナーリングが軽快に出来るのでワインディングもかなり得意。多分。

以下同文(オイオイ)

 

ダート

説明するまでも無く、CRMが本来走るべき所。

車体と足回りのグレードは高く、林道のような所からモトクロスコースのような所までカバーします。

しかしパワーアップしている為かもしれませんが、

車体と足周りの安心感はKLXの方が優れていた気がします(車体のコンパクトさも)。

走破性もかなりのレベルなので獣道のような道でもそこそこは走れますが、

車体が大きいのと比較的安定性を持たせてあるため、タイトターンが連続する場面では苦しいことも。

シートは高めですが、前後移動しやすくて積極的な荷重移動もスムーズ。

高性能車ではありますが性能を生かして走らせる為には、体格とある程度のテクニックを要求します。

比較的乗りやすいと言っても、ダートを一から始めたい人にはお勧めできません。

 

タンデム

このバイクでタンデムはしない方が無難。

シートは細くて狭く、座り心地は悪い上に、ステップが上のほうに付いている為に

膝の曲がりがきつ過ぎて不安定になり、疲労と恐怖が倍増。

ライダーに合わせてリヤサスのサグ調整(イニシャルプリロードのようなもの)すると、

タンデムした時にリヤが沈み過ぎてしまいます。

ライバル車のRMXは1人乗りと割り切っているくらいですから、

タンデムは非常用と考えておいた方が良いでしょう。

市販のキャリアを付けると握る所が出来るので多少はマシか・・・?

 

総合評価

DR750Sとは全く性格が異なり、全てが軽快でシャープ。

加速もハンドリングも不満が無く、ポジションの自由度も良いです。

ホンダの公道用オフロードバイクのトップモデルだけあって、

走行性能、コストパフォーマンス、整備性、部品供給、部品価格、社外パーツ類等、

どれも満足出来るレベルです。

熟成の域に達した感のあるCRMですが、残念な事に排ガス規制の絡みで生産中止になりました。

国産の公道用オフロードバイクの中では間違いなく1、2を争うハイパフォーマンス・マシンです。

でもDRとCRMどちらかを取れと言われればDRを取るけどね(笑)

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