bU マニュアル

整備する為に知っておきたい情報があります。ボルトの締め付けトルクやカウルやタンクの外し方、各種オイル量、オイルの種類、油面高さ、各部のクリアランス、配線やホースの取りまわし・・・ そういった細かな数値や手順は車種によって異なるうえ、分からないと上手く整備出来ません。

そこで必要になってくるものが「サービスマニュアル」。メーカーや車種によって書き方が異なりますが、整備に必要な情報が書いてあります。自分のバイクを自分でメンテナンスしようと思ったら、まずこのサービスマニュアルを入手した方がいいでしょう。大抵はバイク屋さんで購入できますし、ネット販売している所も有ります。それに加え、パーツリスト(部品図)もあると便利です。部品番号が分かるので部品を注文しやすかったり、部品図を見ることでマニュアルでは分からない内部構造が分かる場合もあります。逆輸入車の場合はマニュアルは英語で書かれている上、国内向け車種に比べて高価になる傾向があります。また、ロングセラーモデルは、細かいマイナーチェンジで変更された個所を加筆しているので、分厚くて高価になるようです。パーツリストも逆輸入車の場合は英語表示で、価格は書いてありません。英語で書いてあるとはいえ手順は図や写真で解説してあるし、必要なデーターは数値で書いてあるので大体は分かるでしょう。また、逆輸入車でも兄弟車が国内販売されていれば、作業手順や注意事項はほぼ同じでしょうから、その国内販売車の日本語のマニュアルで作業手順を理解するというのも1つの手。

ただしマニュアルで分かるのは大まかな手順や整備に必要なデータだけです。細かいノウハウや、ドライバーの使い方とかボルトを緩める時はメガネレンチを使いましょう等の基礎的な説明は書いてありませんので、余り良く分からないという人は市販のメンテナンス解説本も読んでおいた方がいいです。基本的な事が分かっていてもマニュアルを見ているだけではどうしても分からない事があります。頭では理解していても、やって見なければ分からない事は良くあることです。逆に、難しく考え過ぎていて、実際にやってみたら呆気無かったという事もあります。まずは、やる気。とりあえずやってみましょう。

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