こときちのつぶやき

2004年 11月

スパム 2004年11月30日(火)

最近やたらと迷惑メールが多くてウンザリする。なんてね。ほんとはあんまりウンザリしてません。僕宛のメールはスパムとウイルスくらいなものだから、一括消去。そんな迷惑メールでもせめて趣向を凝らしたものなら読んでやろうかという気にもなるんだけれど、どれもこれも下らない内容でゴミでしかない。たった3行ばかりありきたりな文章を書いたって、説得力が有るはずもない。

それでも時々、「おっ!?」と思わせる迷惑メールが来る。先日届いた迷惑メールは秀逸だった。「はじめまして、○○です。」と書かれたタイトルを見て、普通の人が僕宛に送った個人的なメールかと思って思わず読んでしまったんだけど、その内容は迷惑メールだった。しかし普通の迷惑メールの様な短絡的な文章とか、有りそうで無さそうな若い女性を装ったメールでもなく、差出人は男で、実は私は迷惑メールに返信してみたのです。そうしたら、ウハウハだったのです。という様な体験談風な文章が長々と書かれていて、しかしそのまとまりの無さがあたかも素人が個人的に書いた文章の様で、僕は思わず「ぜひともウハウハを伝授して下さいっ!」と返信しそうになったのだけれど、「こときちさんへ」という宛名が書いてない所が迷惑メールを決定的なものにしている訳です。しかし、迷惑メールにしては久しぶりに楽しめました。

実際に返信したら、こんな風になるみたいだけどね。というか、迷惑メール読んで楽しんでる辺りが既に問題なんだけどね。

 

味ポン 2004年11月29日(月)

エンジン修理の事ばかり考えていたら、このマークがピストンに見えてきた。

だいぶお疲れみたいだポン。

 

もみじ狩り 2004年11月28日(日)

日曜出勤の後、自宅の庭木の剪定をした。放置して伸び放題の枝を払う為、という訳じゃない。

庭先にテラスを作らなければならない。その費用を親から出してもらった。というのは以前書いたけれど、それじゃあテラスを作りましょうか。どこの業者で作りましょうか。どんなテラスを作りましょうか。と思案していると、奥さんが「あんたが作れば?」と言うのです。そこで僕はしばし思案に暮れるのです。いくら自宅の庭とはいえ、夢の新築マイホーム(35年ローン)だからして、みっともない物は作れない。というか、自宅の庭先に自分の作品がデンと構えるのだから、みっともない物では示しが付かないのだけれど、「そんな物、朝飯前だ。オレに任せろ。」と言い切るほどの腕も自信も無く、それじゃあ素直にプロに任せれば良いじゃないか、と言いたい所だけれど、ここで「出来ないよ。」などと言ってしまうと父親の沽券に関わり、「この程度の物も作れないの?ふぅ〜ん・・・」「パパって存外だらしないんだね。」「ぱぱって、ぞんがい かいしょうなしだね。」と、母娘3人に揃って虐げられながら生きて行かねばならない訳で、そこで奮起して「じゃあオレが作るよ。」と、いうことになってしまったのです。何だかまんまと乗せられた感が無きにしも非ずという様な気がしなくもないような。

そこで、まず邪魔になる庭木の剪定。色付いたモミジの枝を打ち、「これが本当のモミジ狩りだね。あははは・・・」などと独り黄昏て、3年後位には完成するのでしょうか。と言うか、僕のエンジンは・・

 

Repeat 2004年11月27日(土)

なんの事は無い。別に悩むほどの事じゃない。前にもやった事だ。僕は、夕飯後にDRのエンジンを降ろした。

「知っている」のと「経験が有る」では、大きな違いがある。バイクのエンジンの降ろし方くらい、サービスマニュアルを読めば分かるし、おおよその予想も出来る。だけど、実際に作業したらどうなのか?というのは実際にやってみなければ分からず、往々にして予想に反し、行き詰まる事が多い。そもそも、いくら単気筒とはいえバイクのエンジンを車体から降ろすなんて事はいまだかつて経験した事が無く、どれくらいの重さなのか、1人で抱えられるのか、何もかもが未知の事ばかりで、初めて作業した時は降ろすまでにアレコレ悩んで随分と時間を要した。

面倒だけど出来ない事じゃない。しかも、必要な部品も高価な物ではない。ならば後は実行するだけで、平日会社から帰り、風呂に入り、夕飯を食べた後に作業を始めて、2日でエンジンが降り、シリンダーヘッドまで分解した。

経験している、という事は大きい。ただ、それが失敗ばかりでは意味が無いけれど。

 

練炭 2004年11月26日(金)

僕は修理に失敗した事に対して落ち込んでいる訳じゃない。失敗は誰にでも有ることで、それ自体を責めても仕方が無い。問題なのは、同じ失敗を繰り返した事と、失敗の原因として思い当たるフシが無いという事だ。以前も同じ失敗をし、今度は失敗しない様に注意を払いながら行なったにも関わらず失敗し、何がいけなかったのかすら分からない。強引な作業や、慌てた作業をすれば間違いが起きる可能性も有るし、非常に難しい作業ならトライ&エラーを繰り返してノウハウを得る事になるだろうけれども、今回行なった作業は面倒なだけで特別難しいものではなく、僕は丁寧な作業を心がけたつもりだ。それなのに単純な作業を何度も失敗し、その原因すら分からないなんて、屈辱以外の何物でもない。もうやめた。こんなHPもやめてやる。

そうは言っても自分で行なった作業だから、誰の責任でもなく、ただひたすら「僕はバカです。」と自責の念に駆られるしかないのだけれど、僕は嫌な事はすぐに忘れる性質で一晩寝て「また直せば良いのだ。」と、立ち直って出勤したら、日曜出勤を言い渡されて、軽トラがパンクして、もう死のうかと思いました。

 

ルマンド 2004年11月25日(木)

紀宮さまと婚約された黒田さん、何かと話題になっているようなんだけど、僕としてはやっぱり「趣味は車で、スポーツカーに乗っているそうです。」という所が特に気になるというか、それ以外はどうでも良いんだけれど、一口にスポーツカーって言ったって色々だからなー、一体何に乗ってんだろう?と、思っていたら、そんな黒ちゃんの愛車はロータス・エリーゼだそうだ。地味な顔してイケてる車に乗ってんじゃん、と、妙に親近感が沸いた。車の趣味に共感したのであって、地味な顔に共感した訳じゃない。

自分で乗るなら、ケータハムのスーパー7か、ロータス・エリーゼが良いなぁと思っていて、どちらも非現実的な金額ではないものの2人乗りのオープンカーだから実用的じゃなく、実際に購入するとなるとかなり難しいだろうけど、それはそれ、僕の1つの夢である訳で、得体の知れない34のオヤジの夢なんてどうでも良い事なんだけれど、紀ちゃんが誰と結婚するかなんて事もどうでも良い事であって、ちょっとアンタ聞きなさいよ。別に僕はオープンカーが欲しい訳じゃなくて、僕が欲しいライトウェイトのピュアスポーツカーの中ではこの2台が抜きん出ているということで、でもスーパー7ってエアコン無いしなぁ。あんな車でエアコンを望む方もどうかしてるというか、何でもアリのこの世の中で、乗用車にエアコンを望むことがフトドキとされるのもどうかしてるんだけれど、エリーゼはエアコン付きが選べるのです。そうすると極普通の車として使えるのです。まぁ、バイクを積んだり、廃品回収で新聞紙を集めたり、車内であんな事やこんな事するのには向かないけれども。

だけど、そんな素晴らしいピュアスポーツなエリーゼ、誰でも知ってるポルシェやフェラーリとは違って一般的にはマイナーな車であって、でもそれが黒ちゃんのお陰で一躍脚光を浴びる事になるかもしれない。ワイドショーなどでクドい位に取り沙汰されて、「あの車超イケてない?ダーリンもアレに乗りなよ。」などと彼女にそそのかされて、「そっかー?オレも買っちゃおうかなー。」って、ワゴン車ブームから一転、巷はエリーゼブームとなって、全国津々浦々でエリーゼが溢れかえる。だけど、いくらエアコン、オーディオ装備とは言っても所詮は2人乗りのスポーツカーであって、バブル期のユーノス・ロードスター同様、余程のこだわりが無ければ乗り続けるのは難しく、中古車市場にエリーゼが溢れかえり、それを僕が安く買う、という算段だ。あ、ちなみに僕はツリ目よりも丸目の方が好きです。

こんな風に、DRのエンコから現実逃避してみました。

 

2年 2004年11月24日(水)

最近、仕事がとても忙しいのです。

とてもくたびれるのです。

だけど、帰りにバイクに乗れると思うと心も弾むのです。

仕事を終えてバイクのエンジンをかけると、はじける様なシングルの排気音と共に、

マフラーからもうもうと白煙が。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・直ってねーじゃん。

僕のこの2年は何だったんだろう。

 

軽トラデリバリー 2004年11月23日(火)

そういう僕だって「バイクを載せる」という目的が無ければ軽トラに乗る事も無いというか、その「バイクを載せる」のすら年に何度も無くて、むしろ子供会の廃品回収で新聞紙集めに活用する方がはるかに多いんだけれど、先日バイクの車検を受ける為に陸運事務所までバイクを運び、「どうだ!ちゃんとトランスポーターとして活用してるんだぞ!軽トラは必要なんだぞ!」と皆に必死にアピールしつつも、別にバイクを載せなくても軽トラにはただ運転するだけでも良いところが有って、それは「運転が難しい」ということだ。

僕は軽トラの前は日産のダットサントラックに乗っていて、それもマニュアルだったので、特別運転がヘタクソという訳ではなかったはずなのに、軽トラに乗り替えた途端にギクシャクして上手く走れなくなってしまい、僕はこんなにヘタクソだったのか?と随分落ち込んだ。軽トラに乗り始めて既に7年ほど経つのに、いまだにいつも上手く走れるとは限らない。それは僕がヘタクソだから、と言ってしまえばそれまでなんだけれど、もう1つ、軽トラはスムーズなギヤチェンジが難しいのだ。

軽トラックは車体が小さい為、ホイールベース(前輪から後輪までの長さ)が短く、車体も680kgと非常に軽い。そのお陰で、ピッチング(前後のゆれ)が速くて激しくなる。加えてトラックだから荷を積む事を想定してサスペンションが非常に硬く、ギヤチェンジの為にクラッチを踏んで加速が途切れた瞬間に、ボヨンと大きく揺れてしまうのだ。これがダットサントラックだとホイールベースが長く、車体も重たいので動きが緩慢になり、多少の操作のアラは誤魔化されてしまう。軽トラも荷を積めば多少緩慢な動きになるのだけれど、空荷の軽トラをスムーズに走らせるのはかなり難しい。ドライビングテクニックというとスポーツカーを想像しがちだけれど、上手い人が運転する軽トラックというものがどんな感じなのか非常に興味深い。

とは言うものの、軽トラをスムーズに走らせる事に一体どれだけの意味が有るのかというと、ボヨヨンとする軽トラに花とケーキを載せ、損傷を与える事無く自宅までたどり着き、「結婚記念日おめでとう」と言うには必須のスキルと言えるのです。

 

無印良品と軽トラック 2004年11月22日(月)

伝統や文化を重んじる事は大切だと思うけれど、そういう趣旨でランドセルがあの形状を保っているとは思えない訳で、考えてみれば別にランドセルじゃなくても世の中はとても保守的だったりする。

以前、友人が新車を買った時、車の色を「下取りが高い色」で決めていたのに驚いた事がある。都市部はどうなんだか知らないけれど、僕が住む辺りでは車はトヨタ、色は白と決まってる。それに加えて今のワゴンブーム。軽から普通車までワゴン一辺倒。人それぞれこだわりが有るのかもしれないし、他人が何を買おうが何に乗ろうが勝手なんだけれど、一見万能で便利に見えるあのユーティリティの為に犠牲になるものも少なからず有る訳で、でもそこまで考慮して選んでいるとはとても思えない。

「軽トラって便利だよね。」と言う人で軽トラに乗っている人、もしくは軽トラを購入しようとしている人はほとんど居なくて、安くて便利で機能的でありながら結局は「良いね。でも僕は買わないけれど。」という感じが、無印良品ランドセルみたい。

 

パンダちゃん 2004年11月21日(日)

長女が来年小学生になるので、ランドセルを買いに行った。あらかじめある程度めぼしい物を選定しておいて、その1つはパンダちゃんのキャラクターが付いたピンク色のランドセル、もう1つはオーソドックスな形状でオレンジ色のランドセル、最後の1つは無印良品のポリエステル製ランドセル。

僕としては、無印良品のランドセルにかなり惹かれた。小学生の通学鞄が、あの古典的なランドセルでなければいけない理由が有るのかどうか疑問だからだ。今ならもっと軽くて、機能的で、耐久性があって、オシャレで、安価な鞄が出来そうなものを、革かせいぜい合皮の相変わらずなランドセルで、相変わらず非常に高価だ。それに対して無印のランドセルはポリエステルを使うことで軽量化と耐久性を両立させ、とても安い割には見た目はそれほど安っぽくない。

結局、娘はパンダちゃんのピンクのランドセルを選び、僕もそれで納得した。革新を自分の子供に背負わせるのは躊躇いがある。みんなと違うランドセルだから学校に行きたくない、などと思われても困るし、同じような事を考え、同じような決断をする親は少なくないかもしれないが、無印のランドセルにパンダちゃんかウサギちゃんが付いてたら、状況は変わっていたかもしれない。

 

ドラクエ 2004年11月20日(土)

長女がゲームバカになってしまったばかりに、買い物に出掛けたりするとオモチャ売り場のゲームコーナーに設置されているゲモ機に夢中になってしまって、手が掛からなくて良いのは結構な事なんだけど、最近世の中特に物騒で小さな子供を1人で置いて置けないものだから、仕方なく僕は子供がゲームするのを傍でボケッと見ていなければならないんだけど、そこでドラゴンクエスト[のデモ画像がエンドレスに流れていた。

また新しいドラクエが出たのか、程度にしか思っていなかったものの、その美しいグラフィックと臨場感溢れる戦闘画面、3Dで本当に走っている様に再現される移動画面に魅了されてしまった。RPGといえば、レベルアップの為にチマチマと経験値を稼いだり、アイテムを手に入れるためにセコセコとGOLDを稼いだり、何の意味も無い所に隠されたアイテムを血眼になって探したりしなければならなかったのに、マシンの性能とデータ容量の向上によってムダにストーリー展開を疎外される事無く、「役を演じる」という意味では本来あるべきロールプレイングゲームになったんだろう。

とは言うものの、ドラクエ[が今更特別目新しい訳ではなくて、リアルなグラフィックのRPGは以前にも出ているんだけど、「剣と魔法と冒険」という普遍的というか古典的なファンタジーに加え、鳥山明デザインのキャラクターというのが、もうファミコン世代の僕にはたまらないのです。ただ1つだけ、僕はPS2を持っていないという問題点を除いては。

そんな訳で、僕はドラクエTをプレイしている。今レベル8。先は長い。

 

出番ですよ 2004年11月19日(金)

愛車SRXはお休みになりましたが、代わりに愛車DRの出番です。ウチにはバイクが一杯あるのです。ブルジョア気分です。ブルジョアな気分だけで、全部完調にしておくことも、全部走らせることも出来ませんが。

そんな訳で、冬は仕方なくDRです。なぜ冬にDRかと言うと、車庫から出し入れするだけでも息が上がるからです。車検を受けるために軽トラに載せようとすると、青筋立てて本気を出さねばなりません。もう、やってらんねー。

DR、年寄りが乗るバイクじゃないと思います。

 

お休み 2004年11月18日(木)

僕の愛車のヤマハSRX−6、とても美しいのです。停めてあるSRXを眺めると、その艶かしい姿につい見とれてしまうのです。跨ると、繊細で美しい曲線で構成されたタンクにまた見とれるのです。こんな美しいバイクは無いのです。

だけど、芸術的と言っても良いほど妖艶なSRXですが、しばらくお休みさせることにしたのです。冬はSRXには向かないのです。

今度走らせる時はいつになるか分かりませんが、きっと再び走り出すことでしょう。これほど走りもスタイルも秀逸なバイクは、そうそう無いですから。

 

省みる 2004年11月17日(水)

毎日仕事が忙しい。今日も朝一から修理だったけれど、修理に思いのほか時間が掛かり、「何やってたんだ。」と、語気荒く文句を言われた。僕は遊んでいた訳じゃないし、サボったり手を抜いていた訳でもなく、本当に身を粉にして、コーヒータイムはおろかトイレに行く時間さえ惜しんで修理していたから、思わず「コレ位の時間は掛かりますよ。」と、言い返してしまった。

技術職は、偏屈な人が多い。1人、もしくは少人数のグループで作業し、閉鎖された環境で作業する事が多く、他と比較される機会も少ないし、また自ら他と比較する機会も少ない。その割に専門的な事となると他の人では判断出来ないものだから、yesと言えば本当はnoでもyesになり、白と言えば黒でも白になりかねなくて、間違いや偏りを指摘する人が居ない。

別にサボってた訳じゃない。だけど、段取りとか、工程とか、人の使い方とか、もっと他に良いやり様があったかもしれない。文句を言われた事は、省みる良い機会だったのかもしれない。

僕は、反論した事を後悔した。

 

学習机 2004年11月16日(火)

長女が来年小学生になるので、学習机を見に行った。昔僕らが使っていた学習机って鉄板とプラスチックが多用されていて、もう学習机以外の何物でもない格好だったんだけど、最近はもう本格家具じゃないかという位のハイクオリティな机が並んでいて、高価な物だと15万円くらいする。「来年小学生になるんか。ほな、じいちゃんが机でも何でもこうてやるぞ。」ってなもんで、子供の数が少ない分、一人あたりの費用がかなり高くなって、子供用品も本物志向なんだろう。

とは言うものの、ハイクオリティで本物志向とは言っても皆一様に机じみてて、学習机なんだから机の格好をしてるのは当たり前なんだけど、やっぱり学習机以外の何物にも見えず、そんな15万の机を買ったとして果たしてどれだけ使うものなんだろう。本棚や引出しを取り外して机だけでも使えるから、大人になっても使えますってことだけど、15万円という価格は材質や仕上げの程度によるものみたいで、逆に言えば材質なんて別に無垢材じゃなくても合板で良いし、引出しが少々角張っていても、立て付けが悪くても使えない訳じゃないから構わない、と言うのであれば、高価な机にこだわる必要も無い。

そんな中で唯一目に留まった物がコレ。カリモクの製品なんだけど、葉っぱの格好してて何ともオシャレです。リビングに置いて、親と対話しながらお勉強しましょうだって。可愛らしいです。こんな机がリビングにあったら素敵です。机だけで78000円(実売価格)もしますが。机の引き出しすら別売りですが。引き出しと椅子を揃えると、定価で16万、実売価格で14万円くらいになりますが。ウチは2姉妹ですが。

あまりの値段に意気消沈してトボトボと帰る途中、奥さんがいきなり「コレ可愛いじゃない。2つ並べたら可愛いよ。」と言い出して、買ってきた机がコレ。「学習机もコレで良いじゃん。」と奥さんが言う。いや、それもどうかと思うのですが。

 

バカ 2004年11月15日(月)

子供が遊ぶ時、子供が面白いと感じる事って大人とは全然違ってたりして、何でこんな事が面白いの?と思う事が多々あって、僕には面白くないと思える事でも笑い転げてたり、くどい程繰り返したりする。僕にはくだらないと思える事が面白く、僕にはくだらないと思える事に妙にこだわったりする。

それは子供は単純で視野が狭いだけなのかもしれないけれど、大人はといえば器用に周りの様々な状況や情報を判断していて、今までの経験から形成された既成概念に凝り固まっていて、くだらない事やバカな事は大人気無いと判断してしまう。だけど子供にとって面白い事ってそういった単純でバカげた事みたいだ。後片付けとか、安全であることとか、手が掛からない様に大人の都合で決められた遊びよりも、子供と楽しくバカげた事をやって、少々度が過ぎたり配慮に欠けて、一緒になって奥さんに怒られたりしてシュンとなって、まったく子供みたいなんだから!と小言を言われる大人の方が、子供にとっては楽しいのかもしれない。

親の心子知らずって言うけれど、逆に、さも分かったような口ぶりでありながら実は本当の子供の気持ちが分かっていないという事は多分良くある事なんだろう。「父さん母さんは、僕の気持ちなんか全然分かってないんだから。」って僕も昔は良く思ったよなぁ。

少しばかりバカになるのも、悪くない気がした。

 

人妻のメルアド 2004年11月14日(日)

土曜日に、娘たちの七五三のお参りに出掛けることにした。娘たちに着物を着せて、僕も着慣れないスーツを着て出かけた。子供の着物姿というのも可愛らしくて、実際のところは着せるのも難儀だし、歩きにくいし、トイレも大変だし、汚すと大変から神経使うし、何かと大変で結局親の自己満足でしかないのだけれど、まぁ時にはこういうのも良いのです。

そんな娘たちの晴れ姿を見て、近所の奥さんが「あら、可愛らしいわねぇ。」という。ついでに、「あら、旦那さんのスーツ姿初めて見たわ。素敵じゃない。」と言うものだから、お約束の挨拶程度のお世辞とは分かっていながらも、僕は物陰に隠れてモジモジする羽目になった。

お世辞や挨拶程度とはいえ、面と向かって誉め言葉を言うのは難しい。時と場合と相手によってはセクハラまがいになりかねないし、変に下心が有るように誤解されかねないし、とはいえ誉められて嫌な思いをする人も少ないだろうし、そういう事が自然に上手く言える人も居るのだから、やっぱり良いと感じた事は素直に口にした方が良いとは思うものの、やっぱり僕は恥ずかしくてそういう事は面と向かって言えないので、奥さん、メルアド教えてください。いや、その方が余計に下心感満載です。

 

大人 2004年11月13日(土)

ウチの奥さん、娘の通う幼稚園でお友達の奥さんから「旦那さんといつもチュッチュしてるんだって?仲が良いのねぇ。」と言われたらしい。どうやら子供が幼稚園で、「ウチのパパとママは、いつもチュッチュしてる。」と言いふらしてるらしく、奥さんは「とんだ濡れ衣やわ。」と、とても不服そうで、確かにとんだ濡れ衣だね。奥さんと最後にチュッチュしたのはいつだったかもう記憶に無いくらいなんだけど、でもそんなに不満げに言われると何だか僕の存在自身が濡れ衣扱いされたようで少し悲しくなったから、濡れ衣だからいけないんだよ。実際にチュッチュすれば濡れ衣じゃなくなるんだよ。と、至極真っ当な理論展開で奥さんにチュッチュしようとせがんだら露骨に嫌がられて、僕は涙をぬぐいながら子供達とチュッチュした。

奥さんは全然構ってくれない寂しいお父さんだけど、娘たちは「チューチュー!」と言いながら喜んで僕とチューしたがるものだから、僕は寝る前とか、出勤前に娘とよくチューするんだけど、娘たちは「チューチュー!」と言いながら奥さんともチューしたがって、なんだよ。僕とは露骨に嫌がる奥さんが子供とはチューしてるよ。そうか、幼稚園で娘が言っていたのは、「パパとママに対して自分が」ということだったんだ。

娘の言葉が足りなかったお陰で、幼稚園のお友達のお母さん方にはとんだ誤解を与えてしまったんだけど、娘とチューできるのはあとどれ位なのかなぁ、と、この先のことに思いを馳せてみると、奥さんにも娘たちにも露骨に嫌がられて独り寂しく佇む自分の姿が浮かんで、大人って寂しい生き物なんだね。

 

隣の芝 2004年11月12日(金)

04年7月5日のつぶやきでも紹介した給料に関するメルマガ、毎度面白くて興味深いんだけれど、ここ最近公務員について熱い論議が交わされていて、なおさら面白い(と、いっても既に公務員の話題は終了しているので興味が有る人はバックナンバーで読んで下さい)。公務員の給与や勤務状況に対する意見、それに対する公務員側の意見が交わされ、そのうちヒートして過激な発言も出てきたりして、こりゃ面白いと思ってたんだけど、どちらの意見も分かるし、意外な見解もあって認識を改められたりもした。不景気が続く中では、文句を言いたくなるサラリーマンの気持ちも分からなくもないけどね。

そんな時、ふと大学の講義で教授が言った言葉を思い出した。大学の講義はかなりアバウトで、友人に出欠の返事を頼む、いわゆる代返も良く有って、それに対して真面目に出席している者から不満が出た。代返に対して教授が「けしからん!」と言うのかと思っていたら、その教授、「仮に代返が認められたとしても、(出席している)君たちが損をする訳じゃないだろう。」と、言った。代返した者が得なのか損なのかは分からないが、すくなくとも出席している者が損害を被る訳じゃない。確かにそうだ。

公務員の給料と大学の講義は全く次元の異なる話なのだけれど、見方を変えれば考え方も変わり、何が正しくて何が間違っているか、一概には言えなくなる。世知辛い世の中だから、隣の芝は余計に青く見えるのかもね。

 

安全装置 2004年11月11日(木)

先日、奥さんと車の話をしている時に、「足踏み式のサイドブレーキは、とっさに掛け難い。」と、奥さんが言いだした。どうも「危ない時はサイドブレーキを引け」と教習所で教わったみたいだ。あーそうそう、そう言えば新谷かおるのガッデムというマンガに描いてあったよ。ぶつかりそうな時はサイドを引いて故意にスピンさせ、リヤからヒットさせることでダメージを低減させるってね。最近の教習所のプログラムはハイレベルだなぁ。っていう訳じゃない。奥さんは割と遅くに免許を取ったから、当時でもABSはかなり普及していたはずで、故意にスピンさせたいなどという特殊な場合を除いてABSが備わった車でサイドを引くことで得られるメリットは何も無い。危険を回避したければ思いっきりブレーキを踏めば良いことで、教習所では、恐らく「ブレーキが故障した際は」と言いたかったんだろう。

最近ではABSは標準装備に近く、加えて横滑り防止装置が普及しつつある。ABSと違い、メーカーによってVSCとかESPとかDSCとか名称が異なるので分かり難いのだけれど、急ハンドル操作をしてスピンしそうになった時、横滑りをセンサーが感知して、ブレーキやエンジンの出力を自動的に制御し、車体を安定させる為の安全装置だ。

事故回避の為にはそれらの安全装置は有った方が良いのだろうけど、付いてるから安心。もうどんな運転をしてもぶつからない。という訳ではなく、それ以前にまずは急ブレーキを掛けたらどうなるのか、急ハンドル操作をしたらどうなるのかを知っておくべきだ。ABSを動作させる機会など無いに越した事はないけれど、万一の時にパニックにならないようにABSが動作したらどういう状態になるのかを体験しておきたい訳で、でもかなり思いっきり踏まなければABSは動作せず、普通の道でそんな急ブレーキを掛けたら後続車にカマを掘られるのがオチだ。ABSでコレなんだから、ESPなど普通の人が普通の道で試す機会は皆無と言っていい。

冬の長野でドライビングスクールが開催される、というのを以前何かで見た事がある。凍結路を走行する事で、普段経験出来ない限界域での挙動を安全に体験することができ、ドライビングのスキル向上を図るというものだ。何をしたらどうなるのか、何をしてはいけなくて、何をすべきなのかを、知るだけではなく実際に経験する事が必要だ。分かっていれば機能を生かすことが出来るし、分かっていなければいくら高性能でも簡単に破綻し、つまり機械を生かすも殺すも結局はユーザー次第であり、車が車である以上、どんなに進化したところで必ず破綻するものなのだから。

 

交通自爆テロ 2004年11月10日(水)

以前、2件の交通死亡事故に関する署名を求められた。これについては、03年6月19日と04年2月23日のつぶやきにも書いたけれど、先の子供が2人はねられた件については禁固2年2ヶ月、後のライダーの死亡事故の件は1年半の実刑判決が下された。交通事故で起訴できるケースは少ないらしく、この2件は稀なケースなのかもしれない。

全く異なる場所で起きた、全く異なる交通事故だから一概に比較する事も出来ないのだけれど、この2件の事故の加害者側が全く対照的だった。先の件の加害者は頭を丸め、「2人が生き返るならば、私の命は惜しくありません。」と、深く反省の念を表していたのに対し、後の件では度重なる違反、事故を繰り返しておきながら反省の色も伺われず、情状酌量の余地も無いということだ。反省するだけなら誰でも出来る事で、そうした素振りで情状酌量を引き出す事も可能だし、深く反省したところで死んだ人が戻ってくる訳ではないけれど、遺族としてはいたたまれないだろう。

起訴し、刑が確定した事でひとまずは方が付いたのだけれど、人を殺しても1年半で罪が帳消しされるんだから、きっと被害者の遺族にとっては釈然としないものがあると思う。人を轢き殺しても1年の実刑。それすらも稀だと言うんだから。

今、誰もが当たり前の様に車を運転しているのだからそれは他人事ではなく、いつどこで自分や家族が被害者に、または加害者になるかもしれないというのに、道行く車は殺気に満ち溢れていて、まるで無差別な自爆テロみたいだ。

 

タガタメ 2004年11月9日(火)

先日、奥さんがケツメイシのアルバムを借りてきた。ケツノポリスというタイトル名に開いた口が塞がらないんだけど、なんと言うか、とってもナウでヤングなイケてる流行歌ってヤツでしょうか。だけど、僕はラップ系にはどうにも馴染めないのです。そこで、Mr.Childrenのアルバムを借りてきた。

流行りの歌を聴かなくなって随分経つ。TVやラジオで聞き流す事はあっても、わざわざCDを買ったり、借りに行ったりすることも無くなった。それなのにわざわざCDを借りに、しかもミーハーなMr.Childrenを借りに行ったのには訳がある。

以前TVで、小田和正と様々なミュージシャン達のコラボライブがやっていて、それにMr.Childrenの櫻井氏も出ていた。その番組、ライブの様子だけでなく打ち合わせ等の製作過程もやっていたのだけれど、そこで櫻井氏が本番直前になって予定していた曲目を急遽「タガタメ」に変更したいと言い出した。当然、練習の時間もままならないのでモメるんだけど、そのやり取りを見て、僕は櫻井氏がただ人気が有るだけの薄っぺらなアーティストではないと感じた。小田さんは「メッセージ性の強過ぎる歌は受け入れられないかもしれない。」と言うが、櫻井氏はそれでもどうしても「タガタメ」をやりたいと通す。結局ライブでは「タガタメ」が追加された。

「(曲に込められたメッセージが伝わらなくても)それでも1人でも何かを感じてくれたらいい。」という櫻井氏の言葉。その歌はアルバムとなって多くの人に聴かれ、CMソングとしてTVで流れ、多くの人に訴えかけている。

 

趣味と矛盾と結婚生活 2004年11月8日(月)

不自由な中に幸せが有る。と、いうのは自分に対する言い訳ではなくて、半分くらいは理由付けなんだけど、あとの半分は本当の事じゃないかな。

一見何でもアリのように見えるレースの世界。でも実は世界GPであっても何でもアリと言う訳ではなくて、ある程度の規制(レギュレーション)が有り、複雑なレイアウトのコースでも制限される。様々な制限の中で、いかに能力を発揮させるかが勝負所となる。例えば広大な場所が有って、そこを「バイクで自由に走っても良いよ」と言われてもきっとあんまり楽しくはなくて、より面白くする為に自ら上りや下りやクネクネやジャンプ等の制限を与えるんじゃないだろうか。速く走るなら平らで真っ直ぐな道の方が絶対良いのに、わざわざクネクネとした所を選んで、「どうだ!速いだろ!」って言いたがる。つまり、誰もが簡単に成しえてしまう様な事は面白くないんだ。

不自由の中で自由を求めるという矛盾した行為を楽しみ、結果とか成果とか見返りを求めないという点では結婚生活も趣味みたいなもので、従順で亭主を立てる聞き分けのいい出来た女房との納得ずくめの暮らしよりも、全く手におえない様な女房との波乱に富んだ結婚生活の方が面白い。と、いうのは自分に対する言い訳ではなくて、半分くらいは理由付けなんだけど、あとの半分は本当の事なのかな。

 

父親と趣味と不自由さ 2004年11月7日(日)

もう11月というのに随分と穏やかな日が続き、この週末もとても良い天気だった。バイクに乗るには絶好の日和。そんな時、奥さんが友達と子供を連れて出掛ける事になった。「(一緒に来ても来なくても)どっちでも良いよ。」と、奥さんは言う。それは僕が来るのを拒むからじゃなく、たまには1人でバイクにでも乗ってきたら、という心遣いからなんだけど、僕は随分と悩んだ挙句、結局一緒に出掛けることにした。

そんな1人でのんびり出来る絶好のチャンスを逃すなんて、と思うだろうか。別に僕が居なくたって子供達は休日を楽しく過ごすだろう。だけど、「パパも居たら良かったのにね。」と思うなら、僕も一緒に居るべきだと思った。家族の中に、父親の存在がいつも感じられるようでありたい。ご飯の時も、お風呂の時も、寝る時も、遊ぶ時も、存在感の無い影の薄い僕だけど、それでもいつも気が付けば父親が居て、絶えず父親と接して、父親の愛情を感じていて欲しいのです。それは僕が望む事でもあり、子供たちもまた望んでいる事だと思うから。「パパも一緒に行った方が良い?」と尋ねたら、きっと「一緒が良い!」と答えるに決まっていて、そんな中例え僕が1人で出掛けたとしても、絶えず子供たちの事が気になってきっとくつろげやしないよ。親馬鹿かもしれない。だけど、子供が僕を必要とし、それが出来るなら、僕は子供の傍に居てあげるべきだ。

「バイクなんていつでも乗れるよ。」って言う割にいつでも乗れないけど、それで良いんだよ。不自由さの中に幸せが有るのは、家族もバイクも一緒だから。

 

レゴ 2004年11月6日(土)

信州に出掛けたのは8月に行きそびれたレジャー施設のチケットを使うためで、信州のレジャー施設といえば白樺リゾートな訳で、そこで開催されているレゴ王国に子供を連れて行ってあげたかったからだ。「どうせショボイだろうけど。」という奥さんの言葉通り、こじんまりとしてショボかった。

ブロックで出来た動物や絵画などが数点展示してあって、あとはブロックで自由に遊べるようになっていて、「王国」と銘打った割にはかなり名前負けしている感があるものの、僕は王国内の片隅のショーケースに目立たずひっそりと展示してある小さな車の模型に見入ってしまった。ブロックにラック&ピニオンが使われていて、ステアリングが可動するのだ。よく見ると、自由に遊べるブロックの中に紛れて可動パーツも有った。

レゴの製品かどうかは覚えていないけど、以前とある所で見たブロック式組み立てキットには、小さなコンプレッサーとミニチュアのエアーシリンダーが同梱されていて、アクチュエーターとして動かす事が出来る、かなり高度なものが有った。小さなブロックを組み立てるだけでもかなりの物を作ることが出来るけど、そこに可動パーツが加わると更にバリエーションが増えて、僕は子供がすっかり飽きて見向きもしないブロック体験コーナーで1人黙々とブロックを組み立てていた。

ブロックってシンプルだけど奥が深い。

 

マンキツ 2004年11月5日(金)

信州は丁度紅葉が見頃で、暑くもなく寒くもなく行楽にはとても良い時期だったけれど、信州といえば夏の行楽地なのか宿は閑散としていて、宿泊客は僕らを含めて3組だけだった。

静かでゴミゴミしていなくて、小さな子供が居ても周りに迷惑を掛ける心配が無くて良かったんだけれど、閑散とした宿で1つだけ盛況なものがあった。部屋の電灯の周りをぷ〜ん・・と飛び回る1匹の虫。

電灯の周りをせわしなく飛び回るその虫、最初は部屋に迷い込んだ只の虫だと思っていて、ぺしっと叩き落したものの外に放り出す為にその床に落ちた虫を拾おうとした時、僕はとんでもない過ちを犯した事に気がついた。飛び回っていたその虫は、あの強烈な、眩暈がするほどの悪臭を放つカメムシだったのだ。

うわっ!どうしよう!どうしよう!外につまみ出そうにも、つまんだ時点で大変な事になってしまう訳で、僕らはカメムシを刺激しない様に、と言っても既に叩き落としちゃったんだけど、息を潜めながら、どうしよう!どうしよう!そうだ、トイレに流してしまおう!という事になり、僕は意を決してトイレットペーパーでカメムシに戦いを挑み、からくも勝利を収めた。

あぁ、これでやっと平和が訪れた。仕切りなおして家族団らんです。今日は楽しかったねー。と、言ってる矢先に、部屋の電灯の周りをぷ〜ん・・と、飛び回る1匹の虫が・・!!

さて夕食を食べに行こうか、という時に、ぷ〜ん。お風呂から帰ってきたら、ぷ〜ん。風呂上りの1杯で、ぷ〜ん。ぷ〜ん、ぷ〜ん、ぷ〜ん、あぁ!もうっ!閑散とした宿なのに、なんてにぎやかなんでしょう!大自然満喫!

 

他人のフリ見て 2004年11月4日(木)

ウチのキューブ、コンパクトカーと言いながら全然コンパクトじゃないんだけど、エンジンだけはコンパクトな1400ccで、アップダウンの激しい中央道を走るのは結構酷なんです。と言いながらあんまり酷じゃなくて、酷なのはアップだけで平地や下りは結構走るのであって、オービス(自動速度取締機)に気を取られていたらバックミラーに赤い回転灯が見えた。うげっ!後ろの白いセダン、覆面パトカーだった!

丁度オービスを過ぎて加速した時だったから車速は120kmくらい出ていて、中央道の制限速度は80kmだから、あぁ40kmオーバーだ。一発免停だ。赤キップだ。罰金は7、8万円くらい来るんだろうか。僕が3ヶ月の間必死になって貯めたバイク用の車検費用が全部パーだ。楽しいクリスマスも、年末年始も、小遣い減らされてひっそりとみじめに暮すんだ。バカだなぁ、他人のふり見て我がふり直せって言うじゃないか。ハナクソほじってる場合じゃなかったよ。暴走ドゥカティを見て、自分は冷静に安全運転を心がけるべきだったよ。あぁ、神様、お巡りさんご免なさい。楽しい家族旅行の最後に、しでかしてしまいました。そんな事が頭の中でグルグルと思い巡らされ、冷や汗をダラダラかいてすぐに左車線に入って「左に寄りなさい」と言われるのを待とうと思ったら、覆面は猛烈に加速してそのまま走り去ってしまった。

どうやら僕の前を走っていたワゴン車が停められたみたいで、僕は九死に一生を得た。お巡りさんに停められる、あの時の絶望感を久しぶりに味わって、改めてクールでクレバーなドライヴィングをしようと思うのでした。

 

赤いバイクと赤いランプ 2004年11月3日(水)

さて先日の家族旅行、暑過ぎず寒過ぎず、雨にも降られず、紅葉も見頃で、僕の予想通りさわやか信州満喫で、やっぱり神様ってちゃんと見てるんだ。僕の日頃の行いの賜物です。と、思いつつも、1つだけ嫌な事があった。暴走バイクに出くわした事だ。

緩やかなカーブが連続する道で、10台くらいのドゥカティの集団と擦れ違った。日曜日の昼頃だったから、ドゥカティの前後にも行楽と思われる乗用車が数台走っていたけれど、そのドゥカティ集団は所構わず追越を掛けてきた。対向車が来ているにも関わらず、つまり僕の車と擦れ違おうとしているにも関わらず、前の車を追い越してくるものだから、僕はビックリというよりも唖然としてしまい、とても嫌な気分になった。

これがブラインドコーナーの途中ならまだ分からなくもない。追い越そうと思ったら、おっと対向車が来た!という状況判断の甘さはヘタクソライダーにはありがちだからだ。だけど今回のケースは見通しが良い道路であり、対向車に気付かないはずがなく、それは明らかに確信的に行なった追い越し行為だ。片側1車線だけど比較的広い道だったから、例え対向車が来ても交わせると思っての事だろうけど、それは前走車も対向車もオレが通るんだからオラオラーどけどけーバーローめ!と言っているのと同じで、これは暴走族と何ら変わりがないと言うか、余計に性質が悪い。休日に気持ち良くバイクに乗りたいという心情は分かるけど、車が邪魔というなら早朝の交通量が少ない時間帯を選ぶなど、自分たちでもっと工夫するべきだろう。

僕は、別に追い越しをするなと言う訳じゃない。ただ、安全の為に対向車をやり過ごすという極当たり前の事をするべきだと言っているだけだ。1000cc近い排気量のバイクで桁違いの機動力が有るのだから、安全に追い越しをする機会だっていくらでも有るはずだ。バイクは車と違って非常に不安定な乗り物で、擦れ違い様にミラーが当たっただけでも転倒しかねず、それで前走車と対向車の間を縫って走るというのは自殺行為に等しい。ン百万円のバイクが廃車になろうが、ライダーが死亡しようが、それは自業自得だから一向に構わないのだけれど、接触した以上はいくら相手の無謀運転が原因とはいえ交通事故になるし、わずらわしい事故処理や手続きや何やらかんやらで、休日の家族旅行が台無しになるのは確実だ。それは僕が気にし過ぎで、そんな走り方は特別珍しくも無いのかもしれないけれど、だけどあれを見て好意的に思うドライバーは1人も居ないだろう。

以前もブラインドコーナーの途中で追い越しを掛けるバイク集団に出会った事が有るけれど、それも確かドゥカティだった。仲間と一緒だから気が大きくなってるんだか、ラテンのノリなんだか知らないが、今回の事で僕はドゥカティが大嫌いになって、あんな粗暴で下品でトチ狂った奴らには絶対に負けん!ハナクソほじりながら追い抜いてお尻ペンペンしてやる!と、ハナクソほじりながら帰りの中央道をブッ飛ばしていたら、覆面に追いかけられて泣きそうになり、僕はしばらく自粛しようと思います。

赤いバイクと赤い回転灯には、気をつけましょうね。

 

自衛隊のあり方 2004年11月2日(火)

イラクで日本人観光客が殺害された。この件に関して色々と論議が交わされているけど、正直なところ一般の人にとってはまだまだ蚊帳の外といった感じじゃないだろうか。だけど、今後の有り方を考える大きなきっかけの1つではあると思う。

自衛隊のイラク派遣について僕は良く分からないけれど、自衛隊その物は必要な組織だと思う。新潟での震災の救助、復旧作業もあるし、我が国の防衛手段としても必要であり、つまり僕らの生活にかなり密接な関わりを持つ組織であるはず。だけど僕らにはそれがとても縁遠いものとしてしか実感できていない。隊員の生死に関わる問題なのに、自衛隊派遣が良いか悪いか良く分からない、という事自体が、既に自分とは関係が無い事で深く考察していないことの表れだ。

自衛隊のイラク派遣はもちろん、今後どうしていくべきか、みんなが真剣に考えなければいけない時期に来ている。それは多分みんな思っているはず。だけど結局イラク問題も、防衛問題も、自分とは無縁なものとしか捉えられていない。世界大戦も、原爆投下の事実も、イラクで今起きている事も、僕らにとっては経験ではなくブラウン管や活字を通じて得た情報でしかなく、技術が目覚しい進歩を遂げ生活が豊かになったとしても、僕らは当事者の心情を本当に理解する事は出来ない。

だから日本も兵役制度にするべきだ。平和ボケしてしまったこの国で、全ての事を金で解決しようとせず、誰もが他人事ではなく真剣に考えるように。

アメリカに兵役制度が有ったなら、イラクの情勢ももう少し違ったものになっていたんじゃないかと思う。

 

さわやか信州(たぶん) 2004年11月1日(月)

小鳥のさえずりで、目を覚ましました。

朝食の後、白樺林を抜ける小径を散歩してみました。

爽やかな高原の朝を満喫しました。

(予想)

 

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